遺書を巡るトラブル

遺言は、自身の死後に効力を発生させる目的で,あらかじめ書き残しておく書面での意思表示です。お世話になった介護ヘルパーさんや近所の方に財産を渡したいということで、相続財産の一部である15分の1を渡すことを遺言に記載したとしましょう。
そうなると、その遺言が家族の遺産相続におけるトラブルに発展する場合もあります。相続財産の15分の1と記載された記載は、相続財産が現金だった場合には問題がないかもしれません。しかし、不動産なら不動産を15分の1に分けることはなかなかできませんのでトラブルになる原因となってしまう場合もあります。また、株などの場合も同様といえます。

遺言は残された家族に不満がでないようにするために、表記の仕方を工夫する必要があります。例えば、現金で~円という表現にしたり、車1台を渡すといった分かりやすい具体的な表現で記載することが大切です。 また、遺産分割の協議内容のうちで、遺言書に反する部分があれば、その部分に関する協議は無効となります。不動産を相続し、その不動産を売却後に遺言が出てきた場合は、トラブルになるといえます。 遺言には、遺言を残した人が予想しなかったトラブルの原因となる場合もありますので、遺言を作成する時には弁護士などに依頼して作成することがおすすめです。